中国政府は公式に危機管理モードに入っている。先週開幕した全国人民代表大会(全人代)は、台本通りの進行となるのが常で、真のニュースは演説の場からは出てこなかった。それは、藍仏安財政相が開いた記者会見でもたらされた。藍氏は毅然(きぜん)とした態度を保とうと努めていたものの、その説明からは、政府が追い詰められている厳しい実態が浮き彫りになった。同氏は財政状況を「緊平衡(ぎりぎりのバランス)」と表現した。平たく言えば、カネが底を突きかけているということだ。政府が大々的に掲げた数字は、力を誇示するように見えることを意図していた。過去最高の30兆元(約690兆円)の歳出と、12兆元近い新規国債の発行だ。だが実際のところ、エンジンからはすでに煙が上がっている。