日本株と日銀の金融政策
緩和縮小局面で冴えず

 日銀の金融緩和縮小は、日本株市場にも大きく影響すると見られる。日銀が金融緩和を拡大している時期と縮小している時期を比較すると、日経平均株価は金融緩和の拡大時に月1.8%上昇する一方、金融緩和の縮小時には1.3%下落している。

 米国株と比較するために、米国株価に対する日本株価の比率である日米相対株価を作成し、日銀の金融政策と比較した。これによると、日銀が金融緩和を拡大している時の日本株は、米国株を月0.3%アウトパフォームする一方、金融緩和の縮小時には月1.3%アンダーパフォームとなっている。

 米連邦準備制度理事会(FRB)もバランスシートの縮小を議論しているものの、パウエルFRB議長は、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「実施はおそらく年後半」と述べている。つまり、4月からの日銀のバランスシート縮小は、米国に先駆けて開始される見込みだ。

 これまでも日本株は、米国株に劣後する展開が続いているが、日銀が金融緩和を縮小することで、今年前半には日本株が一段と出遅れるリスクが生じている。

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フォワードガイダンスとの整合性

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