米グーグルの親会社アルファベットが1日発表した10-12月期(第4四半期)決算は力強い増収となり、通期利益はほぼ倍増した。先行きに垂れ込める規制圧力の暗雲をはね返した格好だ。同社はオンライン検索、ビデオ、インターネットの広告販売で優位に立ち、昨年のデジタル広告の盛り上がりに恩恵を受けた企業の典型例だ。新型コロナウイルス感染拡大の初期には巣ごもり状態だった顧客を獲得するために、昨年は大小問わず企業が広告市場に殺到した。10-12月期売上高は前年同期比32%増の753億3000万ドルに達した。前年同期は、2021年に新型コロナウイルスの影響から景気が回復すると見込んだ広告支出が膨らみ始めていた。純利益はおよそ3割拡大。通期利益は2004年の上場以来、4番目の大きさとなった。
アルファベット、21年通期は利益ほぼ倍増 株式分割発表
有料会員限定
あなたにおすすめ