米食品医薬品局(FDA)が導入を目指している新規則により、食品業界でブロックチェーン技術の採用が進む可能性がある。フランク・イアナス副長官(食品政策担当)が明らかにした。  FDAは「食品安全強化法(FSMA)」に基づき、食品のトレーサビリティーに関する規則の導入を進めている。規則は11月にまとまる見通しで、食品業界に対し、特定の食品流通の要所に関する記録を保持するよう求める。草案によると、食品の栽培、入荷、加工、製造、出荷などが要所に該当する。  電子記録の保持は義務付けないものの、多くの企業がブロックチェーンなどデジタルシステムを導入するとみられるという。