――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)などの指標で見て割安な株を買うバリュー投資が復活しつつある。2000~01年のIT(情報技術)バブルの崩壊から22年1月27日までを50日単位で見ると、大型バリュー株がより割高な「グロース」株をアウトパフォームしたケースが大半を占めた(21年初頭の新型コロナウイルスワクチン接種開始後の反発局面は除く)。  ここで投資家には大きな疑問が沸く。「これは絶滅寸前の戦略が復活したことを意味するのか。