欧州連合(EU)は、特定の原子力と天然ガスへの投資を今後何年にもわたってサステナブル(持続可能な)投資と認定する修正案を発表した。一部のEU諸国や環境保護団体、投資家などからは、「グリーンウォッシング(環境に配慮しているとみせかける偽善的姿勢)」との批判が出ており、議論を呼びそうだ。電力価格が急上昇する中で行われたこの提案は、持続可能と認められるエネルギー源の範囲を拡大するものであり、さまざまに異なる技術に依存するEU諸国間の深い亀裂を白日の下にさらした。原子力と天然ガスは、林業から製造業、運送業に至るまで広範な産業分野に影響を与えるこの計画案では、たった2つの注目度の高い項目だ。そしてこれは、企業と投資ファンドによるサステナブル投資の方向性を変えるという意味を持つ。
原発と天然ガスはグリーン投資か EU案に「偽善」批判
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