ひろゆきが教える「とてつもなく要領のいい人になる方法」ベスト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

あなたは「要領がいいタイプ」?

 世の中には、さまざまなタイプの人がいます。

 リスクのあることにもチャレンジできる人。人との協調性でサポートに回る人。与えられたことをテキパキこなす人。

 僕はわりと3つめのタイプで、言い換えるなら「要領がいいタイプ」だと自分では思っています。

 ということで、要領よく物事を対処するために、僕なりに気をつけていることややっていることを語ってみようと思います。

部分を見る人、全体を見る人

 目の前に課題が与えられたときに、いきなり取り組む人と、ちょっと考えてみる人がいます。

 テストでいうと、1問目から解こうとする人と、全体を俯瞰してできそうな部分から解く人です。

 僕は圧倒的に後者です。

 まったくやったことのないものなら、まずは取り組んでみて、「どこが難しい部分なのか」「どこに時間をかければいいのか」などを検証します。

 その上で、「この部分は自分がやって、あとは全部、人に任せよう」と考えられるかどうかが大事です。

「要領」とは、すなわち「他人に任せること」だ

 要領のよさは、「全体を把握して自分ですべてやる」のではなく「全体を把握して、できるだけ人に任せる」という能力だと僕は思っています。

 経営者とか人の上に立つ人がやるべきことは、まさにこれですね。すべてを任せることができると、とてつもなく要領のいい人になれます。

 そして、どうしてもすべて自分でやらないと気が済まないのであれば、その道を突き進むしかありません。

 その道では、「効率性」とか「要領」とか「コスパ」みたいなものは通用しません。だって、寿司職人の人に「効率的にシャリを作ってくれる機械を導入しませんか?」と言っているものですからね。

「自分に合わないこと」は、やるな

 ということで、あなたはどっちのタイプでしょうか。

 人に任せたり、人に頼ったりすることはできますか?

 もしそうであるならば、要領よく物事を進める道に行ってみるといいと思いますが、別に無理に自分に向いていないタイプになる必要はありません。これまでの自分の生活とか仕事とかを振り返って、考えてみてください。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。