多くのロシア国民と同様、大学院生のアナスタシア・ブクテイェバさん(24)は、ウクライナを巡るロシアと西側諸国の対立が全面戦争へと発展してないでほしいと願っている。だが、仮に戦争に突入しても、一つだけ確かなことがある。「ロシアのせいではない」ということだ。小学校教師を目指すブクテイェバさんは「誰かがロシアを挑発しようとしていると感じる」と話す。「これが誰にとって望ましいことなのか分からないが、米国のためになるような気がする」ウラジーミル・プーチン大統領は、西側諸国がロシアをあおってウクライナを攻撃させようとしていると主張している。米国とその同盟国はウクライナに軍事支援を提供し、黒海で軍事演習を実施することで、ロシアの安全保障を脅かしているという。ロシアはウクライナとの国境付近に10万人以上の軍部隊を集結させている。
「被害者ぶる」プーチン氏、ロシア国民は疑わず
国営メディアのプロパガンダ、ウクライナ情勢緊迫は「西側のせい」
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