――筆者のジェイソン・ツヴァイクはWSJパーソナル・ファイナンス担当コラムニスト
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いやはや、筆者はすっかり間違っていた。
10年以上前、株式市場の将来のリターンを推定する方法についてコラムを書いたことがある。
2010年1月16日、筆者は「昨年の全米調査で、投資家は今後10年の米株市場のリターンを年平均13.7%と予想している」と指摘。それはバカげている、とあざ笑った。「何を寝ぼけたことを言っているんだ、いつになったらやめるんだ」と。6%であれば上出来だと思った。「夢のような高リターンへの信仰」は「おとぎ話のような期待」に等しい、とも書いた。
2019年12月31日までの10年間で、S&P500種指数のリターンは13.6%となった。筆者がばかにした投資家たちの予想とほぼ一致したのだ。株価が過去最高値に近い現在、筆者や読者は、筆者の失敗から何を学ぶべきだろうか。