米フード宅配大手ドアダッシュが米ファストフード大手マクドナルドの店舗に課す手数料を引き上げる方針であることが分かった。ドアダッシュは注文ごとに店舗と消費者にそれぞれ手数料とサービス料を請求している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した文書によると、同社はマクドナルドの店舗に課す基本手数料を引き下げる一方で、注文が出来上がるのを配達員が待たされた場合は手数料を引き上げる。2023年から適用する。また、商品の間違いや入れ忘れといった店舗側のミスで消費者からの苦情が一定のレベルに達した場合、店舗に返金費用を負担するよう求めて交渉していることも文書で明らかになった。マクドナルドがドアダッシュに支払う基本手数料は、顧客がドアダッシュのサブスクリプション「ダッシュパス」の利用者でない場合は11.6%、利用者の場合は14.1%に引き下げる。従来はいずれも15.5%だった。