ロシア軍は25日早朝にウクライナへの爆撃を再開し、首都キエフ中心部でも爆発が相次いだ。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナ政府の転覆を目標に掲げて攻撃を命じている。ウクライナのニュースサイト「Liga.net」によれば、キエフのビタリ・クリチコ市長は市内の住居用建物にロケットの破片が落下して3人が負傷し、そのうち1人は重症だと発表。建物では火災が発生して倒壊する可能性もあるという。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は午前0時過ぎにキエフからテレビ演説を行い、24日に137人が死亡、316人が負傷したと発表した。またロシアが軍だけでなく民間施設も攻撃の標的にしていると述べている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の推計では、ウクライナで約10万人が家を追われている。