ロシア軍はウクライナの都市ハリコフを砲撃し、首都キエフのテレビ塔を攻撃した。ロシア政府は短期勝利の目算がはずれ、ウクライナの士気をくじくため民間施設を標的にするという新たな戦術に移行した。ロシア国防省は1日、自国に対する「情報攻撃」に利用されているとして、キエフの中心部にある情報通信施設への攻撃を宣言し、周辺住民に避難を促した。西側外交筋は、キエフの住宅街への大規模攻撃が差し迫っているとの見方を示した。現地に残っていた各国大使館の一部職員はこの日、キエフを離れた。ハリコフ中心部の自由広場からのライブ映像によると、現地時間午前8時1分にミサイルが州政府府庁舎のすぐ近くに着弾。周りの建物や自動車が炎に包まれる様子が映し出された。ウクライナ当局によると、この攻撃で7人が死亡し、24人が負傷した。