侵攻するロシア軍と戦うウクライナへの兵器供与を決めた米政府の方針は困難を抱えている。供給ラインが限定されており、キエフを陥落から救える機会も限られている上、冷戦時代の影響で欧米側の銃弾は東側諸国で生産された兵器と互換性がないためだ。米国防総省は、ロシアの攻撃が激化する中でのウクライナへの兵器供与には困難が伴っていると認める一方、米国など西側からの支援は効果を表していると主張している。国防当局の高官は1日、「適正に兵器が届けられており、システムが積極的に活用されていると考えている」と述べた。バイデン米政権は26日、政府としてウクライナ向けに最大3億5000万ドル(約402億円)の軍事支援を追加で実施すると発表。米当局者は、政府がウクライナに供与する予定の兵器には、米国製の地対空ミサイル「スティンガー」や対戦車ミサイル「ジャベリン」に加え、小型兵器や弾薬が含まれると述べている。
米政府、ウクライナへの武器供与急ぐ 困難に直面も
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