ネットニュースの信ぴょう性を見極めることは、ますます困難になっている。ロシアによるウクライナ侵攻は、従来型メディアとソーシャルメディアで刻々と進行する状況が伝わる中、誰でも判断を誤る可能性があることを証明している。メディアを研究するある大学教員は、ウクライナの首都キエフへのロシア軍侵入に関する誤った報道に加え、全く無関係のウクライナの写真をリツイートした結果、公然と反則を犯すことになった。「いとも簡単に、戦争で高ぶった感情に流されてしまう」と、パーソンズ美術大学のデービッド・キャロル准教授(メディアデザイン)は言う。同氏がリツイートした2枚の写真は、目下の危機を撮影したものではなく、同氏は恐らく最初にグーグルで画像検索すべきだったと語る。「私がリツイートしたのは広く尊敬を集め、身元も確かな人々だった」