ウクライナ当局は11日、ロシアによる侵攻が始まってから2週間余りで3人目となるロシア軍司令官を殺害したと明らかにした。ロシアはウクライナ北部で苦戦していた軍を立て直しており、西側の政府関係者は首都キエフへの再攻撃が迫っているとの懸念を示している。ロシア軍は同日、制圧した南部メリトポリのイワン・フェドロフ市長を拉致した。同氏はロシア軍に協力することを拒み、庁舎にウクライナの国旗を掲げ続けていた。ウクライナ内務省のアドバイザーによると、同氏は勤務中、頭からビニール袋をかぶせられた状態で連れ去られた。ロシアは陸軍の再編を進める一方、戦線から遠く離れたウクライナの都市にも激しい空爆を行った。西部のイワノフランキフスクとルーツクでは早朝、ミサイルが空港を直撃した。いずれも侵攻開始からこれまでほとんど攻撃を受けていなかった町だ。
ウクライナ侵攻、西部に空爆拡大 ロシア軍司令官の死亡も
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