2015年のイラン核合意再建に絡み、ロシアはウクライナ関連の制裁での例外措置を求めているが、米国はこれについて協議しない方針であり、また、ロシアを除外して別の合意を結ぶ可能性もある。米政府高官が述べた。13日にはイランがイラクへミサイル攻撃を仕掛けて米兵が避難するなど、事態は複雑化している。ロシアはウクライナとの戦争に関連した欧米による制裁が、同国とイランの今後の貿易に影響を与えないことを書面で保証するよう要求している。だが、同高官は、ロシア側がこの要求を撤回しない場合、米国は来週にも別の選択肢を検討し始めると述べている。同高官は、イラン核合意として知られる包括的共同行動計画(JCPOA)について言及し、「JCPOAで示されている範囲を越えることはできない」とし、「これ以上の例外措置を講じる余地はないと言っていいと考える」と続けた。