中国は2026年の国内総生産(GDP)成長率目標を4.5~5%に設定した。世界第2位の経済大国である同国が成長鈍化の時代に入りつつあることを示唆した。これは少なくとも1990年代以降で最も低い成長目標となる。当局はこれまで3年間、「5.0%前後」の成長を掲げていた。26年の中国経済の成長が5%を下回るペースとなれば、新型コロナウイルス禍の時期を除き、同国が報告する成長率としては20年以上ぶりの低水準となる。中国は昨年、米国との貿易摩擦が再燃したにもかかわらずGDPが実質ベースで5%成長し、当局の目標を達成したと発表した。26年のGDP目標引き下げは、中国経済が低調な家計支出、投資の減退、低迷する不動産市場に直面する中で、成長鈍化をある程度容認することを示している。