米国などは24日、すでに行われているロシア中央銀行への制裁について、金準備も対象としていることを明らかにした。先月末に発動された同制裁は、ロシア中銀がルーブルや国内輸入企業を支える目的で保有資産を活用するのを阻止するもので、米国主導の制裁に対してロシアが打ち出す対策の無力化することを狙っている。米財務省は24日、ロシア中央銀行とのいかなる取引も禁じるとした制裁に金準備も含まれると述べた。また、制裁対象となっているロシアの政府機関や金融機関との金関連取引も禁じられるとした。ホワイトハウスは声明で、「先進7カ国(G7)の首脳陣と欧州連合(EU)は引き続き、ロシア経済や(ウラジーミル・)プーチン大統領の軍資金の支えとならないよう、外貨準備の利用能力を制限することで協力していく」とした。