――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  以下のコラムは「ゼロ金利の終焉(しゅうえん)」に関するハード・オン・ザ・ストリートのシリーズ第五弾。  米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが始まると、新興国が厳しい状況に逆戻りし始めることがよくある。例えば、借り入れコストの上昇や自国通貨の下落に見舞われる。追い打ちをかけるように、米経済の成長減速によって自国製品の需要が鈍る。ゼロ金利時代が終わろうとしている今、やはりまた同じような展開になるのだろうか。