板挟みのバイデン氏、石油確保で与野党から反発Photo:Anna Moneymaker/gettyimages

【ワシントン】世界各国から石油を確保しようと奔走するジョー・バイデン米大統領に対して、政界の各方面から風当たりが強まっている。

 野党・共和党は、ロシアのウクライナ侵攻で、世界の化石燃料への依存が浮き彫りになる中でも、バイデン氏が米石油業界をたたき、代替エネルギー源を促進しているとして批判してきた。

 バイデン氏は欧州のロシア産ガスからの脱却を支援するため、米国からの液化天然ガス(LNG)の輸出拡大を発表するなど、ここにきて軌道修正している。