ロシア軍はこれまでウクライナの強力な抵抗に遭い、深刻な打撃を受けている。前線の裏では、後方支援の不備という目立たない失敗がロシアの侵攻計画を決定的に狂わせた。西側の情報当局はこれまでの戦況をこう分析している。後方支援とは部隊の生命維持や行動、通信、戦闘を可能にするもので、2月24日の侵攻開始からわずか数日で、ロシアがここに弱みを抱えていることが露呈した。西側の当局者や軍事専門家らは、侵攻から数週間たっても、ロシアはぜい弱さを克服できていないと話している。ロシアは当初目指していた早期の首都キエフ陥落とゼレンスキー政権崩壊が失敗に終わったことで、今後は主要目標とするウクライナ東部「ドンバス地方の解放」に集中するとしている。
ロシア軍の急所、ウクライナで補給なぜ後手に?
ぜい弱な後方支援はロシア軍が食料、燃料、弾薬不足に陥っていることを意味すると西側の専門家は指摘
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