ロシア軍が撤退した後のキーウ(キエフ)郊外のブチャでは、大虐殺の惨状と廃墟と化した町の姿がこの週末、人々の目にさらされた。それは恐怖映画の1場面のようだった。路上には非武装の民間人の遺体が横たわっていた。遺体の一部は、後ろから頭部を銃撃されていたと伝えられている。処刑されたとみられる遺体もあった。これらは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領による侵略が残したむごたらしい遺産だ。ウクライナ征服を目指す彼の戦争が続く限り、世界が想定しておくべき状況の一端だ。