約20年ぶりの円安
輸入物価押し上げの要因に
輸入物価が急騰し、約20年ぶりの円安が輸入物価押し上げの一因になっている。
日本では、輸入価格が上昇すると、その上昇幅の10分の1程度が消費者物価に反映されてきた。しかし、昨年夏以降の輸入価格高騰は半分くらいしか転嫁されていない。
このため、企業は賃金を上げることができない。
資源価格高騰が収まっても、円安が止まらない危険がある。対症療法的な物価対策ではなく、一刻も早く「円安政策」から脱却すべきだ。
輸入価格上昇の1割程度が
消費者物価上昇に反映される
いま、食料品価格や電気代、ガソリン代などを中心に値上がりが続いている。
これは、昨年夏以降に輸入価格が急騰したことの結果だ。