海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は、「古都チェンマイの最新情報と魅力」についてです。タイ北部最大の街チェンマイは、悠久の時が流れるタイの京都と言われる美しい古都。バンコクから約700キロ、飛行機だと所要約1時間10分でアクセスできます。コロナ以前は、観光都市として多くの旅行者でにぎわっていましたが、ここ数年は観光客が激減。入国後の規制緩和を受け、今のタイの様子を見るために、3月末~4月頭までチェンマイを訪問。変わらない街の魅力とおすすめグルメやホテル、ショッピングスポットをご紹介します。(取材協力:タイ国政府観光庁 文・写真/『地球の歩き方ガイドブック タイ』編集担当 水野 純)
日本からバンコク経由で
チェンマイへ
諸手続きが緩和されて、コロナ真っ只中の時期に比べればかなり入国が簡単になったものの、Test&Goという隔離プログラムに従いタイ到着初日はバンコクでPCR検査付きのホテルに滞在し、結果が出るまでホテルで待機する必要があります。通常到着当日もしくは翌日午前中に結果が判明し、陰性であればバンコクを午後出る便などででチェンマイへ移動することができます。
しっとりした緑に覆われた山並みが続くタイ北部の中心となる街チェンマイ。1900年代初頭にタイ王国の支配下に入るまでは、タイ北部一帯を治めるラーンナー王朝と呼ばれる半独立国家の首都でした。ラーンナー様式と呼ばれる独特な様式の寺院や美しい工芸品、そしてタイ北部料理など、タイ随一の大都会バンコクとはひと味違う楽しみを見出すことができます。まずはおすすめのレストランとともにチェンマイで食べるべきグルメをご紹介!