――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  戦時に防衛関連銘柄を買うというのは理にかなっている。だが、投資家には注意が必要だ。注目が他に移り始めたら売るというのもまた合理的なことだからだ。  米防衛大手ロッキード・マーチンの株価は19日、約1.6%下落した。第1四半期(1-3月期)の売上高が前年同期比8%減と発表したことが響いた。コロナ禍による供給不足は業界全体に影響を与えている。利益は市場予想を上回ったが、同社は2022年の見通しを引き上げなかった。  ロシアのウクライナ侵攻を背景に、防衛関連銘柄は買われすぎていたのかもしれない。