商標登録手続きが、投資家にとって貴重な指標になり得ることが、最新研究で明らかになった。それによると、企業の総資産に対する1年間の商標登録件数を比較した場合、商標登録が多い企業ほど翌年の株価が好調に推移し、少ない企業の株価をアウトパフォームするという。この研究結果は学術専門誌マネジメント・サイエンスに最近掲載された。企業は自社製品やブランドを明確に区別するため、新たな名称やロゴ、色彩、シンボルなどを導入する際、商標登録を出願する。商標はその製品やブランドに法的保護を与え、将来の利益や市場価値、長期的ビジョンを確実にするのに役立つ、と論文の共同執筆者であるカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)アンダーソン経営大学院のシュー・ホン・テオ教授(会計学)は話す。