生前贈与や特例利用で損も!?やってはいけない“老後資金の守り方”Photo:PIXTA

 近年、相続トラブルを防ごうと「贈与をしたい」と考える人が多い。

「贈与をしてしまうと取り返しがつかないことがあります。特に生前贈与は近々、特例の期限が来るものがあるので、慌てて実行すると、老後資金を減らすことになりかねません」

 そう警鐘を鳴らすのは、相続実務士で相続支援会社「夢相続」代表の曽根惠子さん。

 生きているうちに子どもや孫たちに財産を前渡しする「生前贈与」は、相続税対策の柱だが、2023年以降にルールが見直される可能性が高まっている。