書店で一番売れているETF本の最新版『改訂新版 ETFはこの7本を買いなさい』(朝倉智也著)が、2月16日に発売。投資先進国米国で、ほぼ毎年のように2桁成長を続けている注目の金融商品ETF(上場投資信託)。現在の純資産残高は約683兆円。一方、日本のETFの市場規模は2021年4月末で約60兆円。しかし、日本でもETFを投資の選択肢に入れる人が着実に増えている。特に注目度が高まっているのが海外ETFだ。(1)低コスト、(2)機動的な取引ができる、(3)分配金を受け取りながら運用できる、(4)究極の分散投資ができる、など多くのメリットがあるETF。本連載では、長期投資やETFに興味がある人に向けて、そもそもETFとは何か、その賢い選び方・買い方、資産運用としてのETFとの付き合い方などについて、同書から一部を抜粋して公開する。
米国を除く23カ国の先進国市場の株式を
投資対象にするETF
3 バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF
(ティッカーコード:VEA、運用会社:バンガード)
「FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックス」に連動するETFです。米国を除く23カ国の先進国市場の株式を投資対象としています。
主な投資対象国は日本、カナダ、欧州地域の先進国と太平洋地域の先進国で、大型株・中型株・小型株の約4000銘柄で構成されています。
信託報酬は0・05%と、同資産クラスのファンドの中で極めて低い水準です。効果的に銘柄が分散されていることに加え、信託報酬の低さ、そして一貫した長期的なパフォーマンスが評価され、米国モーニングスターの定性評価は「Silver」を獲得しています。