フワちゃん「絶対に消しません！」元相方がどうしても消させたかったヤバイツイートとは？

あのフワちゃんがもともとコンビで活動していたのを知っているだろうか。その名は「SF世紀宇宙の子」。同コンビを解散後、YouTuberとしてその才能を開花させたフワちゃんは、今ではメディアで見ない日はないほど有名になった。一方の元相方・芝山大補氏はネタ作家として裏方にまわり、多くの芸人を支える仕事を選んだ。最近では、元芸人の経験を活かし、「コミュニケーションに活きる笑いのスキル」も発信している。そのコミュニケーションノウハウをまとめた初の著書『おもろい話し方　～芸人だけが知っているウケる会話の法則』が6月1日に刊行された。「初対面でも会話が続くコツ」「相手の心に10倍響く”感想”の伝え方」「好かれるリアクションの極意」「すべらない話の作り方」など、元芸人ならではのコミュニケーションノウハウが満載の一冊だ。今回は、本書の発売を記念して、約4年ぶりに二人が再開。対談が実現した。元相方の芝山氏だからこそ知っている、フワちゃんの驚きのエピソードとは？　

元相方が絶対に消させたかったツイートとは？

★第1回、第2回の記事は以下からご覧いただけます★
【第1回】フワちゃん「お金なさすぎて、公園でベンチコート着て寝てた」元相方とコンビ時代を振り返る
【第2回】フワちゃん 元相方と4年ぶりに再会！ コンビ時代の「ネタ帳」を初公開

フワちゃん　でもこの本みたいに「おもしろい」にも種類があるとか、「コミュニケーション」にも種類があるみたいな、こういう分析ってうちらけっこう好きだったよね。

芝山大補（以下、芝山）　好きやったね。あの人はこういうタイプや、みたいな。

フワちゃん　うんうん。それもうまかったの、芝山さん。

芝山　フワも意外と理解早かったよな。理論的に説明したら「あ、そういうことですね」って意外と理解してくれる。おしり出しちゃったりして、いろんなところで怒られたりしたけど、それもちゃんと説明したら「ああなるほど、だからダメなんですね」みたいにわかってくれる。

フワちゃん　たしかに。

芝山　でも一回だけどうしてもフワが譲らなかったことがあって……フワがツイッターで「ち●ち●」ってつぶやいて。それでマネージャーさんからこっちに連絡が来て「消させろ」って。それで、フワをファミレスに呼び出して話したんやけど、

「なんか、ち●ち●消せって言ってるけど」
「いや、ち●ち●消さないです」
「いやいや、ち●ち●消せって言ってるから消せや！」

　ってそっから喧嘩になって。「ち●ち●消せ！」「ち●ち●消さないです！ あれは私のアートなんです！」って言い合いになって（笑）。そしたらそのファミレスの人に怒られてんな。

フワちゃん　ハハハ、そうだった（笑）

人のお笑いタイプは5つに分けられる

フワちゃん　まあ話を戻すと、分析が得意な芝山さんが書いたこの本、私めっちゃ楽しみなんだよね。読むの。

芝山　ホンマに？

フワちゃん　おもろいやつはおもろい。それだけじゃないの？って思ってたんだけど、やっぱ種類があるよね、おもしろい人の種類。

芝山　そうやね、俺もいろんな芸人のネタを作ったり見てきたりしたなかでわかったけど、人間の「お笑いタイプ」って5つにしか分かれない。この本には、それぞれのタイプの説明と、自分がどのタイプなのかを割り出せる診断シートを作ったんだけど、今日はフワにそれをやってもらおうかなと思って。

フワちゃん　お、いいっすよ、どこにあんの？

芝山　本の最後のほう。……これこれこれ。

フワちゃん　芝山さんこんなん好きやんな。

芝山　ハハハ、昔からな。

フワちゃん　昔からな。

―――

芝山　はい、ということで結果が出ました。結果は、フワは「むじゃきボケ」と「いじられツッコミ」の素質がある感じ。

フワちゃん　へー。

芝山「むじゃきボケ」は、ボケたがりで、天性の明るさで人にかわいがられることが多いタイプ。「いじられツッコミ」は自分で相手をいじらせて、そのリアクションやつっこみで笑いをとるタイプ。だから、自分からも果敢にボケていけるし、いじられたらリアクションで笑いも取れるっていうとこ。まあ詳細は本に書いてあるから、本をプレゼントするんでこれ見てな。

フワちゃん　うんうん。これおもしろそうだわ。めっちゃ見よ。

芝山　いろんな人見てたら、ホンマにこの5タイプしかないなって感じ。ほかにはMCツッコミタイプと天然ボケタイプ、癒しタイプっていうのがあって、たとえばMCツッコミタイプはめちゃくちゃ気がきく人。「お酒なくなってますね、フワさん」みたいな。ああいう視点はツッコミが見てる視点と一緒やから、ツッコミに向いてる。

フワちゃん　おお、なるほどな、勉強なるわ。読者ハガキ出そ！

芝山　ハハハ、出してな。

芝山　――という感じで、そろそろお時間ですね。フワちゃん、今日は来ていただいて、本当にありがとうございました。みなさんも引き続きフワちゃんを応援してあげてください。僕の本も、よろしくお願いします。ということで、ありがとうございました！

おわり