日本紙幣の束写真はイメージです Photo:PIXTA

1位は半導体のマクニカ・富士エレHD
平均年収は1633.8万円!

 ダイヤモンド編集部の名物企画である「年収ランキング」では、これまで、さまざまな切り口でランキングを作成してきた。

 今回は、単体従業員数100人未満で、かつ、従業員の平均年齢が40代の上場企業に「あえて」対象を絞ってみた。

 老舗の大手企業ばかりではなく、創業から比較的新しく、若手人材が主体の企業にスポットを当てるためである。

 作成には、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収データを使用した。対象期間は、2020年4月期~21年3月期だ。

 はたしてどのような結果になったのか。早速、ランキングを見ていこう。

 1位は、神奈川県に本社を置くマクニカ・富士エレホールディングス(HD)で1633.8万円(従業員数25人、平均年齢48.6歳)だ。

 同社は、半導体やIC(集積回路)などの電子部品の専門商社だ。世界的な設備投資の回復やデジタル関連需要の強さを背景に、業績は好調。半導体需要の高まりで恩恵を受けている。

 ここで、従業員数に注目しよう。25名とかなり少数だ。この年収ランキングでは、持ち株会社など少数精鋭の企業の方が従業員の平均年収が高く、上位に入りやすい傾向があることには注意したい。