「中学受験に向いていない子」はいない。むしろ、「向いていない親」がいる「中学受験に向いていない子」はいない。むしろ、「向いていない親」がいる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

子どもが自分から机に向かわない、苦手な科目がなかなか克服できない…。親のわが子の勉強についての悩みは尽きません。子どもが自分から進んで勉強するようになる、勉強を楽しむようになるために親はどうすればいいのか。東大卒の勉強法アドバイザー・永島瑠美さんによる新刊『東大でとことん教育を学んでわかった! 勉強にハマる子の育て方大全』(青春出版社刊)から、抜粋して紹介します。

「勉強しなさい」は逆効果

 子どもが自分で勉強しない、というお悩みをよく聞きます。特に、共働きで時間がないご家庭で、「子どもには、一人で勉強できるようになってほしいけれど、親がいないと机に向かえません」というケースは珍しくありません。

 まず伝えたいのは「時間がない」と感じているのは、親だけではないということ。

「時間がない」のは、子どもも同じなんです。

 親の帰りが遅い、朝はバタバタ、みんな忙しそう。自分にはやりたい遊びがたくさんあるのに、満足にできていない。そんな中で「勉強しなさい」と言われても、子どもはどこか落ち着かない。時間のなさを、子どもも敏感に感じ取っています。

「子ども一人で勉強できるようにしたい」という気持ちはとてもよくわかるのですが、最初から求めすぎると逆効果になることもあります。

 人は誰でも、安心の中で力を発揮する生き物。

 だから、子どもが一人でできないなら、親が隣に座って、それぞれの勉強タイムをつくるところから始めてみましょう。