マンションのイメージPhoto:PIXTA

マンションの資産価値の維持に欠かせない管理会社。マンション管理会社を見直したいがどこがいいのか。あるいは、現在委託している管理会社の実力はどうなのか?そうした疑問に答えるために100社超のマンション管理会社の実力を測るためのランキングを多数用意した。今回は、人員の手厚さを表す「管理業務主任者1人当たり組合数」を指標にしたランキングをお届けする。

「管理でマンションを選ぶ」時代の
マンション管理会社ランキング

 ひと昔前までは、マンション管理組合がマンション管理会社を選ぶのが当たり前だった。料金やサービスを気に入らなければ、組合側が別の管理会社に乗り換えることも珍しくなかった。ところがいまや、管理会社側から管理委託契約更新にストップを突き付けるケースが増えている。管理会社側が組合を選ぶ時代に突入していて、管理会社選びの常識、必要な知識が激変しているのだ。

 マンション管理に対する業界や国の基準は厳しくなり、ますます“管理”がマンション選びで重要になっている。購入前でも購入後でも「管理に興味がない」という姿勢でいれば、思わぬ損をする可能性が高い。

 そこでダイヤモンド編集部では、特集『マンション管理 天国と地獄』(全18回)の#2『マンション管理会社「総合力」独自採点ランキング【113社】2位三菱地所コミュニティ、1位は?』において、「管理会社優位時代」「管理でマンションを選ぶ時代」に対応できる会社のランキングを作成。「有料会員限定の記事」としてお届けした。ありがちな管理戸数や売上高といったデータだけに頼らない、五つの指標の合計点数(100点満点)の独自ランキングだ。

 今回は、そのランキングで採用した指標の中から「管理業務主任者1人当たり組合数」を抽出して再編集。その単独ランキングについて特別に「無料会員であれば読める記事」として公開する。管理業務主任者1人で担当している組合が少なければ少ないほど、1組合当たりに対して手厚い体制を敷いていると評価した。

 それでは、早速ランキングを見ていこう。マンション購入・売却を考えているのなら、絶対に見ておいて損はない。