バイデン米政権はたばこに含まれるニコチンをほぼ全て除去するよう義務付ける方針だ。950億ドル(約13兆円)規模の米たばこ業界に大きな影響をおよぼすとみられ、保健当局は喫煙者が数百万人減る見込みだとしている。今回の計画は、政府がアジェンダとして掲げる規制措置の一環として21日に公表されたもので、施行されるのは数年後になる可能性が高い。米食品医薬品局(FDA)は2023年5月に規制案を発表する予定で、その後に一般からの意見を公募し、最終的な規則を取りまとめる。たばこメーカーがその後に訴訟を起こす可能性もあり、その場合は施行がさらに先延ばしされることもあり得る。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこれまでに、FDAがニコチン削減の義務付けを計画していると報じていた。
米政権、たばこのニコチン大半除去を義務付けへ
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