先進7カ国(G7)首脳は27日、ロシアとの戦闘が続くウクライナへの支持を長期的に継続する姿勢を強調した。ロシアに対しては、ウクライナ侵攻をやめ、軍隊を撤収するよう求めた。G7はドイツで開催中の首脳会議(サミット)2日目の声明で「われわれは金融、人道、軍事、外交面での支援を継続し、必要な限りウクライナを支持する」とした。G7首脳は将来の平和的解決はウクライナの決断次第との考えを示しつつ、ウクライナが緊急に必要とする軍装備品などの供給で協力を継続する方針を示した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は26日の演説で、性能の高い兵器の供与やロシアに対する追加制裁を要請していた。G7首脳は西側諸国のサービスや技術へのロシアのアクセスをさらに制限するための制裁を拡大する方針を示した。重点を置くのは「ロシアの軍需産業の基盤を支えている」分野とした。
ウクライナ支持「必要な限り」継続 G7が共同声明
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