――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト
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米連邦準備制度理事会(FRB)が口を開けば、市場は耳を傾ける。問題は、FRBがしゃべり過ぎることだ。今こそガイダンスの提示をやめ、政策担当者が経済動向にどう反応するかを投資家が確実に理解できるよう注力すべき時だ。
13日には、FRBのコミュニケーションにおいて望ましい側面が見受けられた。インフレ統計が想定からさらに上振れると、1984年以来となる1ポイントの大幅利上げの可能性をほぼ完全に排除していた市場は、これを五分五分で織り込むところまで迅速に軌道修正した。投資家はインフレ退治を優先するFRBの姿勢を理解しており、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定で動揺する公算は小さい。