――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  米国株式市場のバリュエーションはドットコムバブル崩壊後よりも急ピッチで低下している。予想株価収益率(PER)は6カ月、12カ月、18カ月間のいずれをとっても、データ収集が始まった1985年以来、最大の落ち込みだ。それでも、投資家にとってはわずかな慰めにしかならない。  大したことではないが、まずは朗報から。株が割安になっていることはこれから投資する人にとっては望ましいことで、かなり短期間で割安感が高まった。