――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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多くの世界的自動車メーカーにとって、第2四半期は特に好調な3カ月だった。しかし今後は多くの減速要因が待ち構えており、投資家の称賛は長くは続かないかもしれない。
先日決算を発表したフォード、フォルクスワーゲン(VW)、メルセデスベンツ、ステランティス、さらに出遅れていたルノーはいずれも好決算だった。テスラとゼネラル・モーターズ(GM)は第2四半期の生産関連の問題が過剰反応を招き、市場のトーンは悲観的になっていたが、実際はそうではなかった。28日の株式市場ではフォードが6%高となり、決算発表後の上昇率としては自動車メーカーの中で最も大きかった。