――筆者のジョー・クイーナンはWSJのコラムニスト ***  フィリピンの二つの都市は、仕事中に笑顔を絶やさないことを市の職員に義務付けた。従わなければ罰金か停職、または解雇される可能性もある。これは、いつも気難しげな官僚の不愛想さを解消する草の根運動の一環であるようだ。  この方針を打ち出した2人の市長のうち1人が、ニューヨークのブロンクスに10年間住んでいたというのは気になるところだ。人々がぶっきらぼうなことで有名なニューヨーク市の五つの区の中でも、ブロンクスは特に不機嫌な度合いが強いことで知られている。