ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日の独立記念日向けの演説で、自国の全領土をロシアから解放する決意を表明した。事前収録のビデオ演説でゼレンスキー氏は「私たちにとって、戦争の終結とは何だろうか」と問いかけ、「以前は『平和』と言っていたが、今は『勝利』と言おう」と述べた。ゼレンスキー氏の背景には焼け焦げたロシアの装甲車が並ぶ首都キーウの大通りが映し出された。これまでは毎年、1991年の旧ソ連からの独立を祝うパレードが行われていた場所だ。ロシアによるウクライナ侵攻から24日で丸半年を迎えた。ゼレンスキー氏の演説は数千人規模の兵士や民間人を失った苦痛をにじませるとともに、ウクライナ軍が戦闘の主導権を握り始めたとの楽観的な見方も示した。
ゼレンスキー氏、領土解放誓う 独立記念日で演説
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