米連邦捜査局(FBI)がドナルド・トランプ前大統領の邸宅「マールアラーゴ」を家宅捜索するという異例の措置に踏み切って2週間余りがたつ。だが、トランプ氏がなぜ押収された文書を保持しようとしていたのか、捜査官は意図を読み切れずにいる。8月8日の家宅捜索では最高機密も含め、11の機密文書が入った二十数箱が押収された。中には前任のバラク・オバマ元大統領が残したメモや期限切れのトランプ氏のパスポートなども混じっており、司法省はこれらについては返還する方針を示している。トランプ氏は文書の引き渡しを求める米国立公文書館(NARA)関係者との数カ月にわたるやり取りで、文書は自身の所有物であり、トランプ氏の大統領図書館で保管するものだと主張してきた。内情に詳しい人物が明らかにした。
トランプ氏なぜ機密文書を保持、意図は謎のまま
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