ロシア軍は、ウクライナ東部や南部掌握に向けた作戦が停滞する中、ウクライナ国内での大幅な兵力拡大を試みている。これらの地域では併合に向け住民投票が予定されている。政府当局者や軍事専門家らによれば、ロシア国内ではここ数週間で複数の義勇軍が編成され、ウクライナへの派兵に向け準備が進められている。この中にはウクライナ東部での新たな攻勢や、南部でのウクライナ軍による抵抗への対応強化のため編成された大規模な地上部隊も含まれるという。ウクライナ戦争が7カ月目に突入し作戦が停滞する中、ロシアは勢いを取り戻すべく新たな兵力確保に向け試行錯誤している。一方でウクライナ政府もロシアに支配された地域にあるロシア軍インフラへの攻撃を継続している。