会計監査大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)の経営陣は8日、コンサルティング事業を監査事業から切り離す計画にゴーサインを出した。パートナーらに臨時収入をもたらし、業界のビジネスモデルを一変させ得る動きだ。一方でデロイト、KPMG、プライスウォターハウスクーパース(PwC)はコンサルティングと監査を今後も一つ屋根の下に収めるとしている。関係者によると、これら「ビッグ4」と呼ばれる大手監査法人の競合他社は、EYの組織再編に乗じて顧客や従業員を奪おうとしている。EYのグローバル会長兼最高経営責任者(CEO)、カーマイン・ディ・シビオ氏はインタビューで「誰が間違っていて誰が正しいかはまだ分からない」とし、事業分割は顧客やパートナーを含めた関係者に「素晴らしいチャンスをもたらす」と話した。
会計大手EYのコンサル事業分離、経営陣がゴーサイン
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