アクティビスト(物言う株主)のダニエル・ローブ氏が米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーにスポーツ専門チャンネル「ESPN」のスピンオフ(分離・独立)を求めた件で、同氏は11日、ディズニー側の説得を断念する考えを示唆した。ディズニーのボブ・チャペック最高経営責任者(CEO)はこれに先立ち、週末に開催された同社の年次ファンイベント「D23 Expo」でメディアのインタビューに応じ、ESPNが成長の大きな原動力となり、ディズニーのエンターテインメントサービスの大部分を担う計画だと述べていた。ディズニーの広報担当者は11日、「チャペック氏が言っているように、ESPNはウォルト・ディズニー社にとって不可欠なものである。ESPNの潜在能力は引き続き最大限発揮されると同氏は考えている」と述べた。
物言う株主ローブ氏、ディズニーへのESPN分社案の撤回示唆
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