次回の買い物で出費を減らしたいなら、コーヒーを飲まずに出かけてみるとよさそうだ。先頃行われた調査研究で、買い物の直前にエスプレッソや紅茶などのカフェイン入りの飲み物を飲んだ消費者はより多くの商品を購入し、出費が増えることが分かった。また、カフェイン入りの飲み物を飲んだ後は、あまりよく考えず、楽しみ目的の買い物をする傾向もみられた。たとえば、この研究で行われた実験の一つでは、フランスの家庭用品店を訪れた145人の客に、買い物の前にエスプレッソまたはカフェインの入っていない飲み物のいずれかを手渡し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後に戻ってきてくれた客を歓迎するための飲み物だと説明した。調査では、エスプレッソを飲んだ消費者の支出額は18ドル前後(約2600円)、カフェインの入っていない飲み物を飲んだ買い物客の支出額はおおむねその半分だったことが分かった。また、カフェインを摂った消費者は、より多くの商品を購入する傾向があり、購入点数は平均1.5点。カフェインの入っていない飲み物を飲んだ消費者の購入点数は1.08だった。
コーヒーを飲むと出費が増える? その訳は
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