米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)やNBCニュースのデジタル部門に所属する一部組合員が、両社が示しているオフィス勤務再開計画に反発し、今週はリモートで仕事を続ける方針を示した。NYTとNBCニュースはスタッフへのメモで、今週から少なくとも週の一部はオフィスへ出勤するよう指示。だがNYTの組合は11日、技術部門や同紙の製品レビューサイト「ワイヤーカッター」の組合と協力し、リモート勤務を続ける意向を示した1280人余りの組合員から署名を集めたとしている。3つの組合には合計で約2000人が所属しているという。NYTの広報担当者はハイブリッド型の勤務が現時点で最も適しているやり方だと述べた。一方でNBCニュースのデジタルニュース部門の組合に所属する約215人も、今週はリモート勤務を継続すると同組合の交渉委員トップ、テイト・ジェームズ氏は述べている。