13日の米株式相場は急落し、ここ2年余りで最大の下げを記録した。朝方発表された8月の米消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想を上回ったことで、物価上昇圧力が落ち着き、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの投資家の期待は打ち砕かれた。ダウ工業株30種平均の終値は前日比1276.37ドル(3.94%)安の3万1104.97、S&P500種指数は177.72ポイント(4.32%)安の3932.69、ナスダック総合指数は632.84ポイント(5.16%)安の1万1633.57で引けた。1日の下げとしては3指数はいずれも2020年6月11日以来最大となった。ダウ平均を構成する30銘柄が全面安となったほか、S&P500種指数の全11業種もマイナス圏に沈んだ。個別銘柄では、フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズが9.4%安、資産運用会社ブラックロックが7.5%安、航空機製造大手ボーイングが7.2%安と売られた。
NYダウ1276ドル急落、米CPI上振れで全面安
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