ソフトバンクグループ(SBG)が新たな巨大投資ファンドの立ち上げを検討している。既存の2つのスタートアップ投資ファンドは投資成績が低迷しており、新ファンドで仕切り直しを目指す考えだ。複数の関係者が明らかにした。  SBGは第3の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の創設を決めた場合、自前の資金を活用する可能性が高い。  関係者の1人によると、SBGは新ファンドを創設する代わりに、このところ主力ファンドと位置付けている「ビジョン・ファンド2」に追加資金を注入する案も検討している。ビジョン・ファンド2の価値は現在、投資額を割り込んでいる。