米アルファベット傘下のグーグルが、製品開発など新事業立ち上げを目的とした社内インキュベーター部門への支援を縮小した。広告売上高の鈍化を受けて、スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)はコストを削減する領域を探している。事情を知る関係者2人によると、ピチャイ氏が2016年に創設した「Area 120」は今週に入り、従業員100人余りの約半数に対し、プロジェクトへの支援を中止するため、社内の他の部門で仕事を見つける必要があると伝えた。これらの関係者によると、人員削減の前の時点で「Area 120」が抱えていたプロジェクトは14件。クリエイター向けストアフロント「QAYA(カヤ)」もその一つ。関係筋によると、今回の人員削減で同部門の規模は恒久的に縮小される。