小説「悪魔の詩」を書いた英作家サルマン・ラシュディ氏への攻撃を支持するイラン政府関連組織に対し、バイデン米政権が制裁を検討している。事情に詳しい関係者らが明らかにした。ラシュディ氏は先月、ニューヨークで開かれたイベントで襲撃されている。関係者らによれば現在検討されている制裁には、これら組織による世界の金融システムへのアクセスを制限することなどが含まれる。これら組織の一部はラシュディ氏殺害に報奨金を支払うとしていた。イランの指導者らは1988年に出版された「悪魔の詩」を受け、ラシュディ氏の処刑を求めている。同氏は長年にわたり警察の保護を受けていたが、8月12日の講演で複数回刺されていた。連邦政府当局はニュージャージー州に住むレバノン系のハディ・マタール容疑者の捜査を続けていて、動機を解明しようとしている。
米、イラン政府の関連組織に制裁検討 ラシュディ氏襲撃事件受け
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