米連邦準備制度理事会(FRB)の重要な金融政策会合が1週間後に迫る中、市場の政策金利予想が再び揺れている。最近の一部統計では物価上昇圧力がピークアウトした可能性が示されていたものの、米労働省が13日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は物価が幅広く上昇していることを示した。8月のCPIは前年同月比で8.3%の上昇、食料品とエネルギー品目を除くコアCPIは6.3%の上昇となった。さらに、注目度の高いCPIの基調的な上昇圧力水準も加速に転じたことがFRBの統計で明らかになった。クリーブランド地区連銀が13日発表した8月のメディアンCPI(当該月の価格変動が最大の品目を除外)は前年同月比で6.7%上昇し、伸びが7月の6.3%を上回った。